温泉

2006年06月16日

婦人風呂に入った後、
部屋でしばしごろごろくつろいでいたら大風呂の女性入浴時間になったので、
いざ、この宿の名物である大風呂へ。

(大風呂は通常混浴で、別途女性専用の時間が設けられています。)

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趣のある階段をギシギシと下っていくと・・・


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広くて小奇麗な浴室に、浴槽が二つ。
天井が高く開放感があります。

檜のいい香りと、お湯のいい香りが
浴場にふんわりと立ち込めています。
薄青い浴槽のタイルに透明のお湯が綺麗。^^

階段を降りて左右に脱衣用の棚。
そこから一段降りて湯船へ。
すでに先客がおり、うちの親より少し上かな?って感じの女性と
私よりやや若いかな?と思しき女性の二人。
もっと混んでいるかと思いきや、これはゆったり湯浴みできそう。

湯船が他の内湯よりは広いこともあってか、
今までの中では一番入りやすい湯温。
でも、しっかり包み込むような温かさは変わらず。

湯船のふちに頭を乗せて高い天井を見上げながら深呼吸。
なんて気持ちがいいんだろう。^^

ここの温泉の入り方にならい、
しばし浸かった後に、しばらく身体を休めて
また浸かって・・・とやっていたら
「お話しても、いいですか?^^」と若い女性が。

栃木から来たというその女性は
温泉好きな彼氏に連れられて色んな温泉を訪れているそうで
この宿は、この(湯船の)青タイルに惹かれて
どうしても来たいって彼女がリクエストして来たそうで。

彼女は隣の共同浴場も行ってきたらしく、入るなり
地元のおばちゃんにあれこれ誘導・指導されて入浴してきたとか(笑)。
いやぁそれはちょっと楽しそうでないのさと思ったけど、
もう終わっちゃってる時間だし、朝はたぶんもう時間がない。
またいつか、縁があったら行きたいな。

しばし話した後、その子は「お先に^^」と出て行った。
気づけば私一人。いやーん、シャッターチャンスぅぅぅ♪

ってことで、浴場にシャリーン♪と音を響かせつつ、撮影(笑)。

混浴時間になるぎりぎりまでお湯を楽しみました。^^

(20:00)
お腹がひと段落おちついたところで、婦人風呂へ。


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浴室の床や壁に使われた檜と、外の緑と空気、そしてお湯の、
それぞれのいい香りが混ざり合い満たされた小さな浴室。

これが思いのほか気持ちよく。

他の宿泊客がまだ食堂でのんびり食事を楽しんでいることもあって
のんびりのんびり熱いお湯にじっくり浸かり、一人の入浴を楽しみました。^^

(19:00)

家族風呂を堪能した後は、階上の露天へ。
まだ使用中だったので、前にあった椅子で休憩がてら待つことに。

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窓の外の風景。手前の濃い緑のトタン屋根は
ここの宿の名物である大風呂の棟。
大風呂は基本的に混浴で、別途女性用の時間が設けられている。
薄い緑のトタン屋根は宿に隣接する町の共同浴場。
宿の人は宿の浴衣で行けば無料。

通りかかった、宿の竹取の翁眉毛のおじさんに
「お風呂入ったの?いいお湯でしょう?^^」
と声をかけられる。意外とフレンドリーな模様(笑)。

ほどなくして、先客が出てきたのでいざ露天へ!

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全くもってアンタ
どっからどんな状態で撮ってるんだって画像ですが・・・(笑)。

見ての通り、とても新しく、
とりあえず作ってみました感の否めない
小さな露天ですが、されど露天、とっても気持ちよかったです。^^

なんてったって、この青空ですもの。^^

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(16:00)
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ここの露天は貸切方式。
利用者が入り口横の表示を「使用中」にして入る。

いざ、露天へ!と向うも、早々に「使用中」の文字。
私以外にもやる気満々な方がいらしたようで。^^;;;

それでは、と、階下の内湯へ向う。

婦人風呂の入り口にはスリッパが1足。
向い側の家族風呂には誰もいないらしい。
ということで、家族風呂へ。
こちらも表示こそはないものの内側から施錠をすることで
貸切にできるようになっています。

浴室の扉を開けてまず飛び込んできたのが、
温泉ならではのお湯のいい香り。^^
そして、外の緑のいい香りも。

ざっと身体を洗って、いざ湯船へ。
まずはかけ湯をしてみると、お湯が熱い。
聞いてはいたけれど、ちょっと熱めのお湯に
長湯が大好きな私はちょっとひるんだのだけれど、
いざ湯船に入るとあら不思議。
これがなんとも気持ちがよいのだ。
一瞬びっくりした熱さもすぐ身体になじんで
のんびりゆったり浸かることができました。

湯船の端には源泉からのお湯が直接流れていて飲泉も可能。
コップに注いで匂いをかぐと、ほのかに硫黄の香りが。
飲泉と入浴とで外からも内からもポカポカに。^^


(15:00)
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吾妻線のとある駅からバスで向うこと20分。
小さな小さな温泉町に到着。

細い道が1本、町の真ん中を走り
その両脇にぎゅうっと肩を並べるかのように立ち並ぶ民家、旅館。

時折通る車の音以外はとっても静か。
もう少し坂を下れば、本日泊まる宿に到着です。

まず、宿の外観の印象・・・
思った以上に普通です。^^;;;

いや、もともと宿そのものは何の変哲もない普通の建物だとは
分かっていたのですが、なんとなく、通り過ぎそうな感じでした。

ひと気のない入り口に立つと、玄関脇のソファに座ってたおじさんが
笑うでもなく、なんとも間の伸びた感じで「いらっしゃい。どうぞ~。」

その頃にはすっかり気後れしてしまって、
ちゃんと予約してるのに何故かおそるおそる玄関に入る私(笑)。

すると帳場から「ようこそ。^^」と、宿のご主人。
ここでちょっとホッとする(笑)。
手際よくチェックインの手続きを促してくれます。

その後、例のおじさんの先導でお部屋と館内の案内。
このおじさん、竹取の翁のように眉毛がフサフサ。
そしてなんともおっとりとした独特のしゃべり口調。
なんだかいいキャラです(笑)。

一通り、お風呂の案内や食事の時間などの説明を受けた後にお部屋へ。

こじんまりと、こぎれいに、
でもどこか昭和から時間の止まった感じのお部屋に到着。
お部屋は町の真ん中を通る道に面した場所。
時折、子供達が遊ぶ声や、近所のおばさんたちの話し声が聞こえる。
生活の息吹を感じられる声や音って、なんだか安心する。

畳にゴロン。
顔を横に向けて窓の外の空を見ながら、ぼーーーーーーーー。

いやぁ、これがしたかったのです。^^
そうこうしているウチに、露天風呂の始まる15時になったので
仕度して露天風呂へ向うことに。

(14:30)